2017年12月18日月曜日

このミカン農家さんの「農法」を「自然栽培」に分類した理由

オーガニックな”食べもの”の流通に関わるようになって半年。前から個人的には買っていたミカン農家さんから「完熟晩生ミカン」を仕入れようとして、お客さんに農法を説明しようと、どう育てているか細かく聞いた。ミカンの木を枯らす害虫の存在や、それに挑む彼の姿勢などを教えてもらったり、ネット情報で虫のことを調べてみると、簡単に「農法」を分類できない。でも、買って食べて頂く方にミカンの育ち方をある程度伝えたい、とのジレンマに襲われました。ミカン農家さんがミカン畑という現場でチャレンジするように、私もこのジレンマと付き合った結果をご紹介します。

農法分類


私が係わっているオーガニックな”食べもの”の流通会社では次の分類を使っています。
無農薬無化学肥料=無無
有機JAS=有機
自然栽培(無農薬・無肥料)=自然
EM農法=EM
特別栽培=特別(国が定めた慣行基準の半分以下の農薬・化学肥料の使用のこと)
減農薬=減農薬
”=”の右にあるのは略称です。

あるミカン農家の農法


農家さんからの説明は非常にシンプルです。
(引用開始)
> 畑に投入しているものは、乳酸菌・木酢・海水が主です。
> これに加えて、有機農法で認められているマシン油は必ず入れてます。
> 肥料も基本無肥料ですが、苗木や樹勢が弱っている木には迷わず入れます。
> もちろん有機であり、化学肥料は一切使いませんが。
(引用終了)
乳酸菌は畑に生えてる「よもぎ」などから採取して培養したもの、木酢は害虫対策、海水はミネラルを補うためです。もちろん原液でなく何十倍何百倍何千倍に薄めて使います。
私はマシン油が気になりました。要は石油ですから。なぜ使うか?そこには虫の存在がありました。
余談ですが、慣行農では木酢は使っちゃいけないそうです。(理由は不明。農薬が売れないから??)

害虫と対策


害虫は次の2種。

ヤノネカイガラムシ(解説ページ)
イセリヤカイガラムシ(解説ページ)
彼ら(虫2種のこと)は外国から明治時代に渡ってきました。
解説ページを読むと両方共制圧されたとのことだが、居る。(誰だ世論操作をしているのは?!)

農家さんによる現実は、・・・・。
ヤノネカイガラムシ:
> 現場ではすさまじく猛威を振るっています。
> 現在のもっとも困っている害虫NO1ですね。
イセリヤカイガラムシ:
> ちなみに最近は、イセリヤカイガラムシというのが一気に増えてきており、
> ピンポイントのタイミングでやっつけないと農薬は効かないと一般には言われているのですが、・・・

農家さんにとっては、ミカンの木が枯れる危険性があり、対策がうまくゆかないと廃業となってしまう、とても厄介な虫です。
実はネット上にはこんな害虫がまだまだ居ることを裏付ける情報もある。
ウンシュウミカンのヤノネカイガラムシに対するマシン油乳剤の防除効果
イセリヤカイガラムシ | 農業害虫や病害の防除・農薬情報|病害虫・雑草の情報基地|全国農村教育協会

この農家さん対策は次の通り。
ヤノネカイガラムシ:
> これ(引用者注:乳酸菌・木酢・海水のこと)に加えて、有機農法で認められているマシン油は必ず入れてます。
> 虫に直接かからないと効果がありません。「葉っぱに直接丁寧に散布する」です。
イセリヤカイガラムシ:
> 木酢使えば簡単に駆除できました~~たぶん僕が発見(笑)
> 虫の形状みると効きそうだった!!(笑)
ただ、マシン油の使用量を比較すると、こうなります。
   ・この農家さん→マシン油年1回(収穫後新芽が出る前)
   ・慣行農の農家さん→マシン油通常年2回+農薬数回

どうして、マシン油が少なくても農薬散布しなくても、木が枯れること無く、ミカンが出来るのか?
それは、乳酸菌を散布することで、ミカンの木がもつパワーが増えて、虫を寄せ付けないから、と農家さん。
細かい証拠はなくても、状況的には十分うなづけます。

ミネラルと微生物は、ミカンだけでなく人間にとっても活力をアップしてくれてますね。

マシン油を使わない方法も模索中とのこと。
> (虫の)呼吸系にダメージを与える方法として、海藻を煮詰めた液を散布するというのがあります(◯◯ちゃんの説)。
> これが果たしてヤノネに効果があるかはまだ確認できていませんが現在近場で不要な海藻を定期的に入手できるルートがないかどうか探索中。
> 遠方だと、ありそうなんですけどね~~
> 海藻など海のものは畑に様々な効果をもたらすので、何とか道をつけたいな~とは思っています。

結論:


さて、このミカンの育て方、どう分類しましょうか?
分類が目的でなく、どう育てているかを知って頂くことが目的としたら、今この一文を読んでくださった皆さんは私の目的を達成してくださいました。ありがとうございます。
1年に最低1回、マシン油という特効薬を使わないと成り立たないミカン栽培。
世界中を駆け巡る貿易で、生き物が世界中に拡がり、生態系が壊されている中での農業。
人がつい最近まで気づかなかったことを、今は気づいているが(例:生態系破壊)、その対策は?
そう、畑でミカンが教えてくれる、作り手が聴く。その繰り返し。
そしてミカン自身があたり前に強くなる。(同時に作り手も元気になる)
虫を寄せ付けない。
そんな方向性が自然栽培なんだろう。
マシン油を海藻煮詰め液に替えようとの姿勢も自然栽培なんだろう

一時のマシン油使用で揚げ足を取るのはよそう。
「自然栽培=自然」と分類しておき、「詳細はこのURLを参考にしてください」としよう。

2017年12月16日土曜日

イラストレータのファイルで作った版下を見るには。

イラストレーターには興味あるし、自分で編集したいが今のところ手元に無し。でも名刺の版下を確認する時は、印字したものの写真より、直にファイル(.aiファイル)を見た方が色とかフォントとかパーツの位置からデザイナーの意図まで読めそう。

.aiファイルをAdobe Readerで読めることは知っていたが、改めて調べると、ファイル作成時のチェックポイント発見!「PDF互換ファイルを作成」のチェックを外さなければ、Adobe Readerでみれるって!

(参考)aiファイル イラストレータがなくても開く方法 - NAVER まとめ

Organc foodsは誤りか?

調べものの備忘録です。

いろんな(ここがポイント!)オーガニック食品(たとえば、野菜や果物や、その加工品)を意味したい時は、"Organic foods"と複数形にしてはどうかと思った。

それで"food"をネット辞書で調べることにした。(参考にしたのはココ。
基本的に不可算名詞だが、種類には 可算名詞とのこと。例として「canned foods
缶詰め[冷凍]食品」とあった。ほぉ〜、これならマスマス複数形が良さそう。

念のため、"organic foods"の用例を検索したら、あった!

Organic Foods: What You Need to Know


良し、複数形でいこう!

2017年10月13日金曜日

温泉㊙大作戦が好きなのは、・・・。

土曜サスペンス劇場の「温泉大作戦」が好きでした。
殺人は嫌いですが、傾きかけた温泉旅館に主人公たちが入り込んで、オーナーや従業員と共に働き、知恵を出しあい、旅館を立て直すキッカケをプレゼントして、そこから身を引き、次の旅館へ。一般に想像するコンサルタントと一線を画するスタイルが好きでした。
プロ・コーチの資格を取った時も、その後もコーチを本格的に職業としてやろうと思いきれなかった。それは職業の枠を強く感じすぎていたからかもしれないし、温泉㊙大作戦に登場する主人公みたいに専門性を持ちつつも、それに引きづられ過ぎないで、主人公の個性を活かしている、活かされるところに惹かれたのでしょう。
個性とは何か?その人がもっている感性そのもの。それをありのまま活かす。
誰もがそんな暮らしをしたい。いや、そう暮らせる!、と思い込んでいる今日このごろです。
そんな暮らしって、他人から見たらどうみえるんでしょうね?ちょっと興味あります。

2017年7月18日火曜日

スイカの皮、三枚おろしに。

スイカの皮を三枚におろしてます、最近。
外皮は天日干しして水分をとばしてからゴミ箱へ(ゆくゆくはコンポストへ)。
比較的硬い部分は煮物に。
一番柔らかいところは塩もみして浅漬けに。そのうちぬか漬けに。
今まで皮を捨ててたのが勿体なかったぁ〜、こんなに十分美味しく食べられるものを!野菜として、またカサ増し用として活用さしてもらってます。


 

2017年4月7日金曜日

2017年4月5日水曜日

EarPodsのケーブルさばきをネットで知る。

iPhone5Sについてくるイアホン、今まで使ってなかった。今日、使って仕舞おうとしたらケーブルがうまく収まらない。

で、調べたら、一発解決。
ありがたい。
しかし、こんなことまでネットか!
いや、こんなことだからネット。
ネットで出来ないこともいっぱいあるが、出来ることは使わせていただこう。